洋服の趣味と言うか趣向は変わるもので、
「やっぱ売らなきゃ良かった・・・orz」
なんて事が多々ありまして、
ほとんどネットで古着を買っているので、もちろん試着せずに買うので、一発勝負です。
自分にハマるか、ハマらないか、
答えは届いてからになる。
着たらハマる、ハマらない感覚ってあるよね?
前にフランス軍のM64パーカを買ったのだけど、リニューアル前?の自分にはハマらなかった。
なので売ってしまいまして。
「そういえば、コイツも候補だったよなって。」
で、買ってしまいました。
アホですね。
まあ違う物ですが。
フランス軍F2パーカ
フランス軍M64パーカの後継モデルで、1980年代後半から2000年代にかけて採用されていたフィールドパーカーです。
俗に言うフランス軍のモッズコートと言えばわかりやすいかな?
実際、モッズ達が着ていたのはアメリカ軍のM51なんだけどね。まあ、いいや。
ディテールなど
M64パーカよりもシンプルな外観。
アメリカ軍のecwcs gen2 ゴアテックスパーカとM51フィールドパーカを足して2で割った感じ。
見た目はウエストを絞るドローコードが無いから腰回りはスッキリしていて、ストンと落ちるようなシルエットがいい。
裾にはドローコードが付いていて、絞ってシルエットを丸く出来る。
フードは襟に収納するタイプや、外せるタイプでなく、一体型。
肩にはライフルなどを肩に担ぐときに固定する為のエポレットが付いている。
シェルの表生地は多少の撥水性があり、フードや脇には湿気を逃す通気口がある。
シェル裏にはゴム引きとよばれるコーティングとシールテープで防水性、防風性を高めてある。
前立てにはフランスのミリタリー独特の四角い階級章を止めるベルクロがあり、比翼式で、ファスナーとベルクロで止める方式。
左右にポケットが1つずつと左腕にベルクロ式ポケットが1つ付く。
普段見えない所に「TF」って何のサインだろう?
前オーナーの名前やサインが残っているのがミリタリー古着あるあるです。
袖はベルクロではなく金属のスナップボタンで止めるタイプで、太さが2段階に調整可能。
ライナー
防寒性、保温性を高める為の物で、M64とは違い、フードまでボアが付いています。
ボタンで脱着出来るようになっているので、ライナーを付けて冬、シェルのみで春や秋にも着用できます。
もちろんライナーだけで着る事も出来るけど
ボタン穴が無いので羽織る感じになる。
購入するときに注意する点は?
タグを見ると、製造された年や製造業者が表記されています。
SOCOVETが製造業者で1989年製、胸囲96cm用でCがショート。
9000着中の6070番目って意味。
年代や業者によって多少のデザインや生地の色合いが異なります。
ネットで購入する場合って好みの子が選べないのが痛いので出来るならリアル店舗で自分の目で吟味した方がいい。
古い物で40年くらい前の物なんだけど、酷使された個体が多く、人気のあるM64より出回っている数が少ないけど、
M64より安い場合が多いので購入するなら早い方がいい。人気が出ると値段が釣り上がるからね。
劣化について
シェル内側のゴムのコーティングが劣化でボロボロになっている物や、シールテープの剥がれがある物、ライナーのボアが抜けている物もある。
実物軍物って耐久性が売りなのにF2パーカはあまり無いみたいだ。
けどまあ、劣化部分は主に内側で、シェル外側は逆に経年変化でいい感じに味が出ているので、着るには問題ない。
古着に慣れている人には美味しいんじゃないかい?
まとめ
アメリカ軍M65パーカは高くて手が出せないし、M64パーカってちょっとゴテゴテしてるから着こなすのは難しそうだ。
と言う人にはF2パーカです。
着こなしについては土臭く、男臭いミリタリーアウターには黒系のスキニーやスラックス、スマートなんちゃらパンツなんかと合わせると簡単にサマになります。
肝心な価格は中古で程度良い物でまだ一万円くらいで買えます。
ライナーを外したり付けたりすれば、春、秋、冬と3シーズン着用出来るので使い勝手、コスパが良いって事で。
でもライナーを付けると重くて動きづらくてしょうがねぇ。
なので、もっぱらインナーはユニクロのウルトラなんちゃらダウンになってしまうが、
それでいいのだ。
中身は日本人なんですから。
カッコ良さと着心地のベクトルは相反するのがミリタリーの醍醐味ってことかな。