アメリカ軍M65フィールドパーカがメルカリで売れ、暖冬だけどアウター無けりゃ死ぬって事で、狙っていたフランス軍M64フィールドパーカを買った。
またモッズコートかよって?
似たような物買って芸がないなって思うなよ。
実物のフィールドパーカ(モッズコート)が欲しいけど、
- アメリカ軍M51、M65は高すぎる、ふざけんな!
- ペラくなく丈夫な物が欲しい。
- 暖かい物が欲しい。
- 街で着ても浮かないデザインの物が欲しい。
ってモッズコート難民におススメしたいのが、フランス軍のM64フィールドパーカだ。
フランス軍M64フィールドパーカとは?
簡単に説明すると1964年から80年代までフランス軍に採用されたフランス陸軍のフィールドパーカです。
パーカ?
パーカー?
延ばすのか延ばさないのかは知らない。
アメリカ軍の定番モッズコートと呼ばれるM-51と非常に良く似ている。
いや、パクったとされている。
フードはシェルと一体型、ライナーはアクリルボアで取り外し可能なので春秋冬と3シーズン着られるコスパ抜群なモッズコート。
気になる値段はデッドストックでも16000円くらい、
USEDでも10000円位と、アメリカ軍M65より遥かに安く購入できるのが魅力。
アメリカ軍M65は程度の良い物や、サイズの合っている物って3万以上するし、
デッドストックなら計り知れない。
高すぎだよね。
ディテール
シェルはコットンサテン生地で高密度に織り込まれていて、艶があり丈夫で分厚い。
実際、シェルだけで着ても防風性は案外高い。
腰に大きなフラップ付きポケット。
小型のタブレットなら余裕で入る収納力がある。
ライナーは着脱可能。
防寒用のライナーはボア(アクリルファー)なっていて、ボタンで脱着出来る。
単体でカーディガンとして着てる人もいるくらいのデザイン性がある。
ただし、ボタンはあるがボタン穴は無いので止めて着ることは出来ない。
ボタン穴を作ればイケるか?
フードは一体型。
襟を立たせてボタンを留めて着るとイケてる気がする。
肩はラグランスリーブ。
ラグランスリーブとは肩から袖が1枚の生地でつながっている服を指し、肩幅を気にすることなく着られること」、「肩や腕が動かしやすいこと」などの理由で非常に人気のあるデザインです。
ラグランスリーブは服の肩幅を気にしなくて済むし、肩の線合わない~、肩がキツい~、肩が回らない~って事がないからラクである。
肩のラインが優しい印象で、ミリタリーの厳つさが中和されてイイ感じだ。
フロントジップは比翼式。
ボタン掛けやファスナーの所を二重にして、ボタンやファスナーが見えないようにする仕立ての事で風の侵入を防いだり、ボタンが引っかからないようにする役割がある。
比翼は大きめなボタンで留める方式。
つ〜かボタンがデカすぎる。500円玉とほぼ同じ(笑)
比翼の真ん中のベルクロは階級章を留める為だ。
どうせ俺は平社員だから付けられる物が何もない。
後ろの裾はストレート。
モッズコートと言えばフィッシュテールだが、こちらはストレートのボックスタイプ。
まあストレートの方が普段のコーディネートに合わせやすい気はする。
サイズ感
175cm、64kgで92Cと言うサイズを購入。
実寸で身幅68cm、着丈88cm。
洗濯して乾燥機にブッ込んだんでデッドストックから2〜4cm位縮んだ。
身幅は大きいけど中に着込めるから、薄手のダウンジャケットも余裕。
袖丈は丁度良いので、88Cだと短くなるので自分くらいの身長体重の人は92Cでサイズ的には合っていると思う。
防寒性について
防風性についてはシェルは最新のアウトドアブランドの物には当然負けるが、
ボアライナーを付けるとシェル単体だけより段違いな暖かさを感じる。
気温5度くらいまでなら代謝の落ちた40代でも耐えられるな。
防寒性、防風性についてはアメリカ軍M-65よりはマシと言うか確実にある。
まとめ
M64パーカはM47カーゴパンツ、M52チノパンと共にフランス軍を代表する名品だと言われている。
確かに着てみると、ゴツいながらも柔らかな雰囲気があり、質実剛健さ、軍服とは思えないファッションモード的なバランス良く合わさっている。
60年以上前の物とは思えないくらい、全然今に着れる魅力があるのは間違いない。
米軍のM65モッズパーカが全盛だし、各ブランドからもサンプリング品の多いので、
もう腹一杯で飽き飽きしてしまった人には如何でしょうか?