最近のワークマンはアウトドア系のfield coreとスポーツ系find outとカテゴリーを設定し、安価で機能性が高く、普段着でも着れるオシャレ感を売りにしているけど、
やはりまだまだと言うか、生地の質が安っぽかったり、ロゴがヘンだし、微妙な何とも言えない蛍光色のファスナーを使っていたり、余計な装飾やラインが入っていたりと、まあイマイチあか抜けないと言うか、
俺がデザイナーやった方が良い物作れるんじゃね感があるんだよねぇ。
モノによっては単色シンプルで使いやすいアイテムもあったりするから中の人には頑張ってもらいたいものです。
さて、今回買ったのはフィールドコアの高撥水マウンテンパーカーです。
前面にベルクロのポケット4つのベーシックなデザインかつ、普遍的なマウンテンパーカーの最終形態である。
ただ安いだけでは買いませんよ。
まあパッと見、良く見れば違うのはしょうがないとして、
まさにシエラデザインのマウンテンパーカーまんまだろっ?
ちなみに本家シエラデザインのマウンテンパーカーはmade in USAモデルだと定価44000円もするのに対し、
ワークマンのマウンテンパーカーはたったの3900円!
しかも税込み!!
遠目から見るとワークマンか?シエラデザインか?鷹の目を持ってない限り見分ける事は出来ないって思ってるのは俺だけか?
ディテール
ディアマジックダイレクトと言う三菱商事が開発した素材が使われていて、耐久撥水加工が施され水を弾き、汚れが付きにくく、しかもソフトで着心地の良い風合いなのが特徴。
生地は綿76%ナイロン24%とシエラデザインなどで使われている60/40クロス(綿60%ナイロン40%)に近い混紡生地。
60/40クロスとはシエラデザインが1960年代に開発した機能性素材で湿気を吸うとコットンが膨張して水分の侵入を防いでくれること。しかも、コットンより通気性がよく、ナイロンよりも磨耗に強い。
着た感じナイロンのゴワゴワ感が無く綿に近く柔らかく少しペラい。逆に言うとアウトドアで使えるのかと心配になるくらいだ。
フードの紐のレザークッキーとも呼ばれる止め具の色を黒にすれば正しくシエラデザイン。
まあ隠れるから変えないけど。
フロント部にベルクロ式のポケット4個付いている。
下のポケットにはマチが付いていて、かさ張る物も入れられる。
更に横にはハンドポケットが付いているので冷えた手を温める事ができる。
前面ファスナー部がボタンで留める比翼式になっているので風の侵入を防げる。
金属ボタンはブランド刻印が入っている。
サイズ感
175cm、64kgでSサイズを購入。
Relux fitなるオーバーサイズ感を意識して身幅と着丈が大きく、そで丈はジャストなサイジング。
身幅が広く、肩がラグランなのでインナーにフリースとか、薄手のダウンを着込んでも肩が突っ張らず動きやすい。3シーズンは使えそうだ。
残念なところ。
リラックスフィットは要らない。
流行りのオーバーサイズ感を出すのはいいけど、
ワークマンのメンズは基本的に大きく作られており、リラックスフィットだと尚更でSサイズでも一般的なLサイズはある感じ。
なので身幅は大きく取ってもいいけど、着丈は短い方がいい。後5cmは短くてもいい。
残念ながら内ポケット無し。
まあ仕方ないと言うかコストの問題かと。
ハンドポケットの内側の生地。
外生地と一緒なのでせめて綿とかフリースにして欲しかった。
裾のドローコードがない。
身体に密着させて防寒の役目やシルエットを変えられるドローコードがウエストには付いているけど、裾にはなかった。
オンラインストアではSOLD OUT。
ワークマンは基本的には増産、再販はしないので店を回って探すしか術は無い。
俺はサイズ欠品や欲しかったブラックが無くて3件回ってようやく購入できた。
まとめ
出来る限りコストを抑えて、使えるマウンテンパーカーを作ったのは評価出来る。
注文付けたらキリがないけど、雨、風を防げて、スマホや財布を収納できるマウンテンパーカーとしての役割を果たしている。
ワークマンの中の人は今風のオーバーサイズ感を出したかったんだろうけど、残念ながらドカジャンチックなマウンテンパーカーになってしまって少々野暮ったい。
だが、お洒落に見えるように頑張ってますけどこれが限界感と依然作業着の匂いがするのがワークマンの良さだと思う。