ファッションに興味を持った頃に初めて自分で買ったジーンズはリーバイスの古着のレギュラー501だった。
それ以前のジーンズはお袋が買ってくるしまむらのケミカルウォッシュのボンタンジーパンだった黒歴史。
そして40過ぎてオッサンになり再びレギュラーの501に戻ってきた。
流行りに付いて行けない
ストレッチの効いたポリエステル配合ジーンズやピチピチなスウェットジーンズ、経年変化を真似たワザとらしい色落ち加工のジーンズが巷にあふれている。
なんか違う。
ファッションとしての見たくれ、うわべだけを求めるのは本質ではないなって。
ブランドの起源や歴史を知ることで、服をただ身に着ける以外の付加価値が加わる。
難しい事は置いといて、40過ぎのオッサンがピチピチジーンズ履くのはどうかと思ったのが大きい。
原点復帰
501が誕生したのは1873年と言われ、かれこれ120年超続いているロングセラーモデル。全てのジーンズの起源と言っても過言ではない。
この長い歴史の中で同じ501でも形は幾たびも変更され、全く違うモデルにみえるようなものまである。
最近では501CTや501skinnyと言った流行に合わせた物やLVC、ホワイトオーク工場製もあるがあえてレギュラーの501(501-0000)を選らんだのは安価でいつでも手に入り、シルエットもほとんど変わらない普遍のジーンズの原点と言う歴史を含めて再び穿き、経年変化の過程を楽しみたいと思ったからだ。
ジーンズを穿き込むと言う事
リジットと呼ばれる濃紺の未洗いのジーンズを実際に時間をかけて穿き込み、洗濯する事によって自分の動きや生活習慣で出来た色落ちやアタリと言った経年変化をニヤニヤしながら楽しんでいく。自己満の世界。
暑くても寒くても我慢して穿き続ける。根性穿きという臭くなっても洗わず穿き続ける言葉もあるくらい辛い時もある。
だから色落ち加工のジーンズの方が売れているのもわかる。流行とはスピードだから1年や2年掛けて同じジーンズを穿いていれば乗り遅れる。
ジーンズを穿き混むと言う事は時間をかけ育てていく感覚。
買って終わりとか完成ではなく、始まると言う事です。
楽天のjalanaで購入した。
jaranaと言えばこのオジサンだ!
ショップモデルであり、トレードマークであり、ファッションアイコンである。いいか悪いかは別としてこのアイコンでネットでも非常に探しやすいので助かる。
リーバイス501STF USA企画のメリットは?
レングスも1インチ単位で買える。
ウエストはもちろんだけど、レングスも1インチ単位で購入できるので丈詰めする必要なく履ける。
丈を詰めてしまうとその分、すそ幅が広くなってしまうので膝下からのテーパードシルエットが若干変わってしまう。わずか数ミリ、数センチの差だが、501にとっては一番重要なポイントである。
リーズナブル。
日本企画の501は税込み12960円。
USA企画はjaranaでは税込み6950円。
約半額で歴史的なジーンズが買える。もちろん日本企画の物は生地やパッチなど細かい所は違うが安いからといっても全然悪くはないし、素の501、これで充分だと思う。
買ってみた。
生地に糊が付いていて固く、濃紺。パッチは革ではなく紙。
シルエットはストレートっぽく見えるが膝下に向かいテーパード(細くなっている)
裾はシングルステッチ仕様。
ポケットのアーキュエイトステッチ と赤タブがリーバイスの証。
USA企画だけど生産国は異なり、コロンビア、グアテマラ、メキシコ、ハイチ、ドミニカ共和国、エジプト。
ちなみに生産国は選べず自分のはエジプト製 !?
持っている服で初めてのエジプト産。
まとめ
これからジーンズを穿くには暑く厳しい季節になり、苦行でしかない。
もちろん臭くなったら洗濯はするけど半年くらいは消臭するなり、干すなりして我慢するつもりでいるけど、その我慢が難しい。自分との闘いです。
レギュラー501はヒゲ、ハチノスが綺麗に出るのか?はたまたのっぺりとした表情になってしまうか?
不定期に更新しようと思います。