3月に入ったけど冬用のアウターを購入した。
もう着る機会が無いかも知れないけど・・・。
ECWCS LEVEL7 JACKET~!!
ECWCS(エクワックス)とは米軍で開発されたExtended Cold Weather Clothing Systemの略で拡張式寒冷地被服システムです。
寒さのレベル1〜7の段階別で表されており、そのレベルごとに推奨される服が決められており、level1からlevel7までの服を組み合わせ重ね着したりしていくことで、華氏45度(摂氏7.2度)から華氏-50度(摂氏-45.6度)までの気温に対応できる仕組み。
つまりはLEVEL7は1番上に着るアウターなのである。
仮面ライダーw出身若手俳優が着だして人気となった米軍のジャケットで、ダウンの8倍暖かいとか、(そんなに暖かくはない。)実物がタマ数は少なく、見かける多くは民生品[実物メーカーが民間で売る為に作った物)で、パチモノがあまりにも多い事でも有名なジャケットだ。
TENNIER INDUSTRIES製 ECWCS LEVEL7 JACKET (SMALL-REGULAR)
Extreme Cold Weather Parka and Trouserは、平織り、耐水処理済みナイロン生地、ポリエステル繊維断熱材、軽量ナイロンリップストップインナーライニングで構成されており、システムの耐久性と通気性を高めています。
TENNIER製(テニエ製)を買った理由。
http://www.tennierindustries.com/products/ecwcs-gen-iii-l7/#toggle-id-2
ネットでNSNナンバー、NSN8415-01-538-6278とコントラクトナンバーSPM1C1-13-D-1029を検索して出てきた点、それとパチ物が出てこなかった点である。
(JA◯E FASHION製やFR-〇Q製、B.◯.F製などのChina製コピーも多い。)
SMALL REGULERのサイズ感。
smallが身幅でregulerが着丈を表している。7枚も重ね着する前提とアメリカサイズなのでかなり大きい。
身幅67cm、着丈75cmもあるので175cmのこの身長でもオーバーサイズだ。
元仮面ライダー俳優が着ていたサイズはおそらくLARGE だろうね。
アレはデカすぎだろっ?
ECWCS LEVEL7のメリット
一目でわかるLEVEL7のマシュマロ感、存在感ハンパない。
見た目、悪く言えばミシュランのビバンダムだ。
オーバージャケット感覚で着れてインナー何でも来いって感じだ。
防寒ギミックが多い。
アウトドアブランドのダウンジャケット並みのユーティリティーを持っている。
フード内蔵の襟とか、
左右のインナーメッシュポケットで濡れたグローブなどを体温で乾かすことができたり、
手首のベルクロと裾のドローコード(ポケットの中にあって裾を調節できる)で冷気を遮ることができる。
なにより自宅で洗濯可能で、ネットに入れて洗濯機で洗ってもOKな点だ。
(洗濯機で洗うと浮いてきてしまうので本当は手洗いの方がいいらしい。)
TENNIER製LEVEL7はデメリットの方が多いかも?
実際に着てみると、う〜ん?人気あるのにこんなモンなのかって思う事が多い。
汚れが付きやすい。
アーバングレーと言う都会の灰色は汚れがやけに目立つ。
こういった黒い汚れはなかなか取れないのでムカついてしまう。
生地が意外と弱そうである。
シェルの生地がホントに柔らかくて着心地がすごくいい。ユニクロのライトパテッドパーカより断然ホワホワで一日中着て居たくなる。
逆にこんなに柔かいと穴が開きそうで不安MAXな生地感である。
TENNIER製はmilliken社の生地ではなく同等品らしいから大丈夫だと思うが。
水を意外と弾かない。
TRNNIER製には防水製のあるシェルは使っていないのか、多少の雨は弾くがすぐに染みてしまう。でも渇きが早いからまあいいかって思ってしまう。
プリマロフトは使ってない。
プリマロフトとは ALBANY社が開発した羽毛に代わる画期的な超微細マイクロファイバー素材で羽毛のように軽く保温性と柔軟性だけではなく撥水性もあるシート状の機能性素材です。
プリマロフトのタグがないから同等品が使われていると思われる。
まとめ
ECWCS LEVEL7はダウンの8倍暖かいとか言われているが全然そんな事はないし、過剰な期待を込めて購入すると実にガッカリする事もある。
それに偽物が多く出回っているので安すぎる物には注意した方がいいし、
ぶっちゃけ偽物掴まされたくないとか、防寒性、撥水性を求めるならレプリカの方が使い勝手がいいと思う。