アメリカ軍のジャングルファティーグジャケットの古着をメルカリで買った。
メルカリでの古着購入の難しいところで、写真で見るよか状態悪くてがっくしきた。
商品の説明欄にも載せていなかったダメージが多数あった。
糞、出品者に悪い評価を付ければよかった。
まあ4000円位で買えたので仕方ないと言えば仕方ない。
今やジャングルファティーグジャケットは高騰しまくり天井しらずなのだ。
パーフェクトな物が買いたければ新品デッドストックでも買えよって話だ。
ジャングルファティーグジャケットの相場は程度良い物でも1万以上するし、デッドストックになると、コロナウィルス騒動のマスク並みのボッタクリ価格になってしまっている。
ここまで来るとワザワザ本物にこだわる事がバカらしく踊らされている気分。
縫製や生地がしっかりしている真っ新なレプリカを買った方が幸せなんじゃないかって思ってしまう。
ジャングルファティーグジャケットとは?
正式にはコンバットトロピカルコート(coat, man's, combat, tropical )と言います。
1960年代前半から約10年間、べトナム戦争に於けるアメリカ地上軍の熱帯地域用の戦闘服です。
生産時期によるいくつかの特徴があって1st、2nd、3rd、4thと概ね4つのモデルに分類されている。
あくまで大まかな目安で、生地が違っていたり、肩のエポレットがある物や、エポレットが無いのにウエスト調整用のタブが残っているなど、製造メーカーによる個体差があり厳密に別る事が出来ない。
いかにもアメリカミリタリー ?って感じです。
高騰の理由は?
元々はミリタリー マニアくらいしか興味のなかった物だった。
ジャングルファティーグジャケットはアメリカ軍がベトナム戦争を1973年に撤退しているから、それ以降生産されていないとされている。
なので状態の良い物は年々減りつつあるから希少価値が高くなってしまう。
そしてハイブランドやドメブラ、ユニクロUなどがサンプリングしたアイテムをリリースしたのもあるが、
トドメは最近のYouTuberの影響が大きい。
アニ散歩のアニキ、ゆーみん&何とか、などのミリタリー古着系YouTuberに紹介されることで一気に広まり、
ここぞとばかりに転売ヤー、ヴィンテージショップやメルカリなどで右に習えで高値を付ける。
それでも売れてしまう状況が続いているのだ。
ジャングルファティーグの魅力って?
胸ポケとフラップが水平じゃなく手が入れやすいよう角度が付いているのが最大の特徴だ。
斜めに付いている事で軍物特有のゴツさイカツさが中和され、カッコよさと可愛さと愛しさがファッションピープルを惹きつける魅力になっている。
それにポケット全てマチ付きで収納力も抜群。
元々は熱帯地域に着る物なので通年着る事が出来るし、インナーにもアウターにも使えてしまう。
ジーンズやスラックス、スキニー、老若男女、イケメンブサメン何でも似合ってしまう汎用性の高さがハンパないのだ。
ダメージ具合を見てみる。
首のところが破れていたり、落ちない汚れ(オイル汚れ?だと思う)が付いていたり、
パッチを外した跡が残っていたり、
穴か空いていたり、縫い目が解けていたり。と、かなり状態が悪いが、着れなくはない。
むしろ味があってカッコよく感じてしまっている自分がいる。
まとめ
古着慣れている人なら、この程度のダメージなら全然余裕だろうし、穴や破れやくたびれた雰囲気を味と呼ぶが、仮に自分でデッドストックを着まくり洗いまくりでもこの味は到底出すことが出来ない。
どうしても新品デッドストックが欲しいってなら、ぶっちゃけ実物は高すぎるのでレプリカでも良いんでは?って思ってしまう。
中田商店などのミリタリーショッププロデュースの忠実再現のレプリカなら値段も安いし、満足出来そうだ。