iPhoneに付いてくる林檎のシールをWindowsのPCに貼って気分だけmacユーザーを気取っている俺です。
さて、ドクターマーチン8ホールのイングランド製の中古を買いました。
履いたなら座敷に上がりたくない8ホール 。
冠婚葬祭には不向きなイエローステッチ。
最初はきれいな飴色が輪ゴム色になるバウンジングソール。
そう、ドクターマーチン定番中の定番のブーツです。
40過ぎたおっさんでも履いていいだろ。
20代の頃はドクターマーチンと言えばイングランド製しか売ってなかったし、つま先には鉄板入りの安全靴のようなブーツを履いていました。
前の方に重心があるので歩くとつま先が下がり、何もない所でつまずく様なバランスの悪いブーツだったと記憶がある。
まあ、今回買ったのは鉄板入りじゃないけど、
マーチンのソールは柔らかくて、ブーツの割に軽いから赤羽よりかは全然歩きやすい。
慢性的な膝や腰に痛みがある中年にオススメ出来るブーツである事には間違いない。
まあ、幾つになってもロックなハートを持ちつつ、やっぱ歳に勝てないオッサンが履けるブーツがマーチンなのである。
購入したドクターマーチン8ホール。
いろいろ調べてみると、1990年代〜2000年代あたりの物らしい。
made in Englandの刻印がアウトソールやインソールにある。
本来ならインソールの真ん中辺りにUKサイズが表記されているのだけど消えてしまっている。
ベロの内側にもサイズが表記されている物もあるけど消えてしまっている場合も。
履いてみた感じUK8くらいで27〜27.5cmのサイズ感だと思う。
サイズ表記が無いとか、消えてしまっている物は履かないとわからないのがマーチンなのである。
スムースレザーじゃないオイルドレザーって案外探すと見つからないんだよね。
革の劣化はあるけど、シワの部分から割れたり、亀裂が入っていない個体って更に探しても無かったりする。
まあ要するに、中古の一点物って欲しい時と値段とサイズがマッチした時に買えってことです。
古くても味があって、今の気分にハマる古着の一点物って食指が動いてしまう。
いつでも買える新品よりも自分にとって価値があるって思ったりもする。
ドクターマーチンの歴史
ドクターマーチンって良く知らないって人に説明すると、婦人靴から始まっている。
第二次世界大戦後のドイツの軍事医クラウス・マルテンス(マーチンは英語読み)博士が自身の足のケガからエアークッションソールが生まれ、ヘルベルト・フンク博士と共に婦人用の靴を生産を始める。
そのエアークッションソールがイギリスのブーツ製造業のR. Griggs Group Ltd.の目に止まり、権利を買い取り、ソールをAirWairとして商標登録してドクターマーチンが生まれた。
定番の8ホール1460は1960年4月1日に製造ラインがスタートした事から名付けられた。
一時期、AirWair社製とホワイト社製が混在して売られていたが1990年終盤にホワイト社製が生産中止となり、AirWair社製のみになる。
ドクターマーチンの生産国
2003年くらいまではイングランド生産のみだったけど、その後はタイ、ベトナム、中国で生産されている。
イングランド製は一時期は生産を中止されていたけど、現在では復刻されている。
正規品と平行輸入品がある。
新品で販売されているドクターマーチンは正規品と平行輸入品があります。
ドクターマーチン直営店などで販売されているのが正規品です。
平行輸入品は正規品に比べ10000円位安く買える。
もし、自分が新品を買うなら平行輸入品かな?
安いに越した事はないし、正規か並行かなんて素人目には区別が付かない。
平行輸入品はスムースレザーの表面が割れやすいとか言われているけど、ケアを怠らなければ割れる事はない。
まあ、しかし、割れやシワも汚れも、全部含めてドクターマーチン。
細かい事は気にしないで履くのがドクターマーチンなのですよ。
純正ソールは交換出来ないけど、
純正のバウンシングソールは直営店でもソール交換出来ない仕様で、
靴の修理屋でなら踵、オールソール交換は出来る。
ただし純正ソールではなく、ビブラムソールになってしまうけど交換が可能です。
ちょったした踵の減りなら、DIYでシューグーで補修が出来るので、減る前に盛っておいた方が良いかも。
革質について
ドクターマーチンと言えばスムースレザーと呼ばれるコーティングされた革を使っている物が多い。
古い物については、やはり経年劣化で靴の先端やベロの部分にひび割れや剥がれがある場合がある。
履いたらブラシで埃を落として靴紐を緩めてシューツリーを入れるだけの簡単なケアだけでも大分持ちは良くなる。
まあ、シワや剥がれも逆にサマになるのがドクターマーチンなのだから。
まとめ
イングランド製じゃないとドクターマーチンを認めないって人もいるけど、
ぶっちゃけイングランド製って何が良いの?
って言われると微妙で、靴の先端がスマートな形状しているくらいで見分けが付かない。
どの生産国のドクターマーチンでもドクターマーチンには変わりない。
元は労働者の為のブーツだったけど、綺麗めなファッションでもイケるし、ミリタリーやワーク、古着系でもイケるし、ロッカーやパンクファッションにもイケるし、
さらにはオッサンの足にも懐に優しいブーツって他に無いでしょって言うくらい歴史が証明してくれているのがドクターマーチンなのである。
古くても味があって、今の気分にハマる古着の一点物って食指が動いてしまう。
いつでも買える新品よりも自分にとって価値があるって思ったりもする。