ロスコのECWCS GENERATION 3 LEVEL 3 フリースジャケットを買った。
ミリタリー系のフリースで、柔らかくて暖かく、インナーやアウターにも使えて、どんなファッションにも合う1万円弱で買えるフリースジャケット。
ECWCS(エクワックス)とは?
拡張式寒冷地被服システム、(Extended Cold Weather Clothing System)の略称。
アメリカ陸軍が開発した防寒被服システムの事で、レベル1からレベル7の組み合わせによって様々な気候変化や気温変化に対応できる仕組み。
レベル1が肌着で、レベル7がオーバージャケットになっていて、現代では第三世代にまで進化している。
つまり、第三世代の防寒システムとして3枚目に着るので、
ECWCS GENERATION 3 LEVEL 3 フリースジャケットと言う長い名前になっている。
実物(本物)かレプリカか?
ミリタリー系のウェアは実物(陸軍で実際に使用された物、納入された物)とレプリカ(複製品)がある。
実物、レプリカを含むミリタリー系ウェアは実用性が高くと言うか実用性のみを追求いていて、アウトドアブランドの物より安く手に入れられるのが最大のメリットなんだけど、
最近では人気若手俳優ごときやら、ファッションyoutuberがLEVEL7を着た事により特に実物がかなり高騰し、そしてメルカリでも高騰しており、さらにミリタリー系ウェア全般的に実物やUSEDの値段が高騰してしまっている。
かなりの迷惑を被っているのは俺だけじゃない筈。
10年くらい前には中古実物ECWCS ゴアテックス製パーカーが1万円しないで買えたの思いだしたが、ここ最近では状態の良い物だと2、3万に跳ね上がっている状況だ。
ミリタリー系ウェアは品質の割に高く値段が設定されて(元々作りは荒い。)、オークションでは偽物を実物だと偽って出品され、(出品者も判別が付かない場合もある。)
メルカリではアホな出品者がレプリカ新品でも定価以上で出品してやがる。(レプリカ買うならネットショップの値段の方がまだマシ。)
特にUSED品はネットだと状態が判別しにくいので買うのがギャンブルに等しい。
最初、USEDの程度の良い物を買おうとしたが、頭を撃ち抜かれて体は無傷な死体から剥ぎ取ってきたかも知れないし、別の得体の知れない何かが付属品として付いてきたら?
なんて思ったら怖くなり、結局ロスコ製レプリカの新品を購入した。
ディテール。
色はFOLIAGEと言うグリーン。
身長175cmで、ゆったり着たいのでMサイズにした。
胸のマジックテープは名前、部隊等のマークを貼る為のものです。
実物の生地はポーラテック社製が使われているがロスコ製はポーラフリースと言うパクリ生地が使われている。
でも表面は一般的なフリースより毛足の長く直毛で、ホワホワで肌触りが良く、かなり柔らかい。
毛の1本1本が光沢があり反射して写真で見るよりかなり明るく見える。
首と肩と肘から下の酷使する部分にナイロンの補強がしてある。ライフル担いだり、ほふく前進する為か。
脇腹にはグリッドフリースと言ってストレッチ性のあるフリースが使われている。
顎にはファスナーが直接当たらないようにガードがあり、寒い日にも冷たく感じないようになっている。
ファスナーは安心のYKK・・・ではなくYBS製?
外側にハンドポケット、内側にメッシュポケットが左右、2ヶ所ずつある。
着てみる。
何というかミリタリー系ウェアってシルエットが野暮ったい感じがいい。Mサイズで中に着込んでもま~ま~ゆとりがある。
最近オーバーサイズの物を着るのが定番化してきたが、流行にハマるサイズ感になっているんではないか?
気になる所。
作りが雑って感じ。
縫製終わりの処理が甘い所がある。特にファスナーの裏側。後は糸が飛び出ている所もあるし、フリースの繊維がよく取れる。まあそれも仕方ないって思えるのがミリタリー系ウェアの特長だ。
まとめ
レプリカを含めてミリタリー系ウェアの利点は何と言ってもアウトドアブランドよりコスパが良く、実用性を最重視している点。
それに外側にはブランドタグが無いことでスポーティーになり過ぎず、シンプルで人と被りにくいのが良い。
フリースジャケットは柔らかく、肌触りの良いが、悪く言えば芯が無いが、意外と着たらユニクロのフリースよりは暖かく優しく感じる。
それにいくつにになっても着れるデザインで、誰が着てもサマになるので、アメカジ、古着、アウトドア、どんなスタイルにも合わせやすく着回し出来るのでかなり重宝している。
もう実物とか拘らずレプリカでもいいやって思ってしまうくらい出来は良いと思う。
わけわからない芸能人だかYouTuberが着たっていいが、ネットにはアップせず、個人的に着てくれって感じだ。