20代の頃の転職回数は多いヨコカラです。
さすがに転職が多くても勇者になれなかったが…
20代の頃、貯水槽清掃の仕事を1年半やっていたのでブログに記そうと思う。
俺が入社したのは社長と社員二人、繁盛時期に呼ばれるバイトが数名の個人の零細企業だ。
貯水槽って?
貯水槽って知らない人が多いと思うがビルやマンション、商業施設なんかの飲み水、トイレ用の水、工業用水、防火用水なんかが入ったタンクの事だ。
なんとなくは見たことがあるんじゃないかな?
ビルの最上階にある高架水槽、地下にあったり平地にあって金網に囲まれていたり、建物によって設置場所、大きさが違う。
法律で年一回内部の清掃、点検が義務付けられているんだけど、清掃を怠ると貯水槽の内部がかなり悲惨でおぞましい状態に・・・
「こんな所の水飲んでいたのかよ~!」、「壁真っ黒・・・」、「錆だらけじゃん~。」
詳しい画像は各自でググって欲しい。
ブログに載せるのはキツいっす。
自分の住んでいるマンションに貯水槽が設置してあって気になるなら管理者に問い合わせてみるといい。清掃は管理者の義務だからね。
貯水槽 清掃の手順
まず、貯水槽の水を抜く。
綺麗なツナギ、長靴、ヘルメットに着替える。
水を抜いたら中に入る。
貯水槽の内部の壁に洗剤を散布し、水垢を落とす。落ちない場合は手で擦る。高圧洗浄機で洗い流す。
髪の毛やゴミ、水道管のサビ等が残ってないか確認して水を入れる。
最後にポンプの復帰作業、点検、水質検査して終了。
貯水槽清掃業の魅力
仕事内容はラクって言えばラク。貯水槽の水を抜く時間は休めるし、この世から貯水槽が無くならない限り仕事に困る事がないと思う。
基本、毎日違う現場に行くので仕事に飽きない。
貯水槽清掃作業監督者の資格は講習だけで取得できる。
旅館の屋上での作業している時、露天風呂が覗けるのが最大の魅力!ステータスだ!
しんどい点
屋上に高架水槽があるときは大変で掃除道具、発電機を持って上がらなくてはならない。エレベーターはペントハウスまでなく、だいたい2階分は階段で上がる。発電機運ぶのはしんどい。
風が強い時、雨でも雪でも関係なく仕事をする。
夏は最悪。もうサウナ状態。
毎日違う現場に行くので遠くの現場だと出社時間が早くなるし、帰るのも遅くなる。
貯水槽がらみの事件
貯水槽に死体が〜!
なんて場面があるが俺がいた時はそんなことなかった。(あっても書けないよな)
ちゃんと蓋、扉には鍵をかけるのが決まりになっている。
鍵と言ってもそこらで買える南京錠だから壊す気になれば壊せる。鍵を丈夫な物にするなり改善した方がいいと思うよ。貯水槽がらみの事故だか事件が多いから。
何故辞めたか?
仕事内容は悪くなかったし毎回違う現場に行けるし飽きないし楽しかったが・・・
問題は社長のドケチぶり。
ホントいい加減なのかワザとなのか給料が自分で計算した額よりもかなり低かった。
もちろん日給月給だ。固定給なワケがない。
しかも早出手当が出る話だったが出ななかった。
遠い現場だと到着が遅れるんで早く出社しなければならない。早く会社に行ったんだから仕事をしてないけど、勤務時間内だろ?少しは出てもいいんじゃないか?
残業代も付いたり付かなかったり。
30分の残業代も付かない。もう少しで付くのに早く帰らせられるのは日常茶飯事だった。
自分で残業時間をメモっといて給料明細書と合っていないって社長に言っても掛け合ってくれなかった。
ホントケチくさい。そのくせ社長は高級車に乗ってる。
上司にもムカついたが、やっぱり給料がちゃんと出ない、サービス残業ってのはどういうことだよ?
上司A,Bはよく我慢できるな尊敬するよ。思考回路停止かよ?
さすがに我慢できるかって!
俺を社員を何だと思ってるんだ?
最後は社長にブチキレて辞めましたとさ。
は~辞めてスッキリしたが・・・もちろん次の就職先は決まっていなかった。
まとめ
面接時、給料面、待遇面が求人誌通りだと思い、詳しく聞かなかった自分が悪いが、間違っている情報、嘘の情報を載せているのは詐欺に近い。
自分が若かったし、転職経験も少なかったから疑いもしなかった。
零細企業には入るなら給料面は覚悟の上で入社する事だね。あとは社長の人柄、人格をよく見る事を薦める。面接だけで判断するのは難しいと思うが・・・
今思うと、社長は世間の一般企業を知らない、知ろうとしないんだと思う。
だから
家族的な会社だろう?
居心地はいいのに何故辞めるんだ?
待遇はいいのに何故辞める?
こんな事が言えるんだよ。
ただ将来、独立して個人事業主としてやっていくんならこのまま働くのはアリだったと思うね。
俺には個人事業主になる気はなかったから。
気楽なサラリーマン万歳!